« ホライゾンゼロドーン-グレイザーの訓練用ダミーの場所~小ネタ集メモ。 | トップページ | Mass Effect Andromeda PS4北米版購入。 »

ホライゾン総括、ガラクタを寄せ集めた作品。

ホライゾン。

一通りやることやったので、総括はいりやす。

 

 

・高さを意識したオープンワールド

オープンワールドと銘打ったホライゾンではあるが、
他の洋RPGと比べてお世辞にもフィールドは広いとは言えない。その気で探索しだすと、大体20~30時間ほどあれば全て探索できる広さ。

Hzd_115_2

ただ、このゲームは"登ること"を意識した作りの為、建物や岩山など高低差が各所にあるのが特徴だった。
トロフィー関係の収集物集めは、高所にあるものとか当然登って探索する必要はあるわけで、崖登ったり、高所を綱渡りしたりとか、探索する楽しさを味わえるかもしれない。
高い所まで上って、見晴らしのいい場所から景色を一望すると、そこには不思議な発見があるかもしれない。
登ることが好きなプレイヤーにはうってつけなゲームだと思う。

 
 
 
・ホライゾンの不思議な世界

大抵は、「太古」と聞けば、古い化石のようなものを想像してしまう。

Hzd_37_2

ところがホライゾンは、原始的な世界の中に機械仕掛けのダンジョンが存在し、それを遺跡だとか古(いにしえ)と呼ぶ。
全く世界が反転したような不思議な世界、この作品の特性を垣間見た瞬間だった。
探究心をくすぐるには十分でした。
自分的には、最初の機械炉を探索してたときが楽しかったですね。
その奥に眠る謎、はたまたとんでもないボスがいるのかを期待して。 
 
 
 

・機械との戦闘

Hzd_44_3

戦闘全般、機械狩りは楽しかったです。
でかい機械獣を見るとねぇ、つい喧嘩売りたくなる、そして返り討ちにあう(w
何より機械の設定が非常に凝っていて、一度スキャンすれば相手の弱点など各部位の詳細を記した情報がノートに記される親切設定。

腹に詰め込んだキャニスターを発火させて大爆発させるとか、
一部の機械獣は部位を外せば、武器として使えるという設定はユニーク。
ただ、機械は行動範囲が決められていて、一定以上離れすぎると戻ってしまうところが、緊迫感に欠ける部分はあった。
ひたすら逃げて、自分なりの安置を見つけるようなサバイバル感が少し欠けてたかなーと。

何より禍ツ機やボス系が使い回しだったのが残念だったなー。
強化版だけじゃなくて、見たことない専用ボス欲しかったかも。

 
  

・バラエティの犠牲により生産面の簡素化

狩りに必要な矢弾や罠、または回復薬、必要最小限な消費物しか作れないのでバラエティがなく、
生産面では魅力が欠けている部分はあるが…そこは原始的な狩猟というゲームカラーがあるので割愛。

探索ゲーと割り切ってやっていたけども、素材には全く困らない程に、世界各地に満遍なく存在している。
素材を現地調達してその場で作るという、生産要素における無駄を一切廃した作り。
細かい作業は一切要らず、ボタン一つで、はい完成。
弓をメインにして、矢をたくさん消費しても、そこら中に生えている木の枝を使えばすぐに完成、補充できる。

フィールドに咲いてる花を摘んで回復ゲージさえあげておけば、回復にも困らず、回復薬は緊急用に使うという印象。
当初は素材の肉集めも積極的に行っていたけど、後々プレイしていくうちに、さほど必要性を感じず、探索してる最中に、ついでに小動物を狩っていくだけでよくなった。

機械獣の素材にしてもそう。商人から武器防具を購入するときの、必要な素材の敷居が全体的に低いので
探索してたまたま機械獣を狩っていれば、いずれ手にはいるものばかり。

素材だけのために、わざわざ探しにいく必要がない。
ただ、気ままにその世界を冒険していれば素材がついてくる。

しかもMAPに小動物や機械獣の生息地域まで載っているという親切設計なので、地道に探す必要もない。
それ以前に確認する必要もなかった。
「この世界の鳥は七面鳥しかいないのか?」というほどに(w
動物の種類の少なさとかバラエティなくて寂しいものはあった。
また、武器防具の種類の少なさ、特に防具は衣装しかないという物足りなさを感じるものの、
それらのバラエティを犠牲にすることで、生産面をシンプルにした。

狩猟自体に圧迫感やストレスを感じず、開放感すら感じさせるのがホライゾンの特徴。
強い武器を作るために、血眼になってレア素材を探す、そんな偏りすぎた狩猟ゲーとは全く異なるタイプのゲーム。
ホライゾンは間違いなく狩猟ゲーの一面はあるけども、オープンワールドである以上探索がメインであって、狩猟はその過程にすぎない。

何より、必要最小限なものしか用意されてないから、シンプルでわかりやすい。
だからライト層でもとっつきやすいというか、全体的にライト仕様に作ってるなぁという印象。

その代わり、プレイヤーがやれるべきことはその世界の探索で全て間に合う分、やり込み要素的なものは少ない。
マルチプレイやオンラインの要素もない。
だからひたすら没頭しすぎてると、世界を全部探索しつくして、あっという間に終わる。
50時間ちょっと費やせばトロコンできちゃうのがそれを意味している。
コアゲーマーからしたら物足りなさを感じるかもしれない。

 
 

・ゲームとしての個性

オープンワールドと銘打ったホライゾン、
"登る"ことで高低差を生かした探索の楽しさが味わえるという点は一定の評価は出来る。
つまり、横ではなく縦のオープンワールドってところだね。

  
しかしながら…如何せんこのゲームやっててデジャブが酷いんだよね。
特にシステム面が。
「これなんかのゲームで見たぞ」って。

Som_6

まず俺が思い浮かんだのは「シャドウ・オブ・モルドール」。
あれも侵入するために登ったリ綱渡りすることはあったし、頭上キル、真下からキルといったアサクリ系譜のステルス要素もあった。

ホライゾンでは、山賊の野営地に"警報"なんてのがあったけど、あれもSoMではウルクの野営地にも普通にあった。

Som_29

オーバーライドにしても、SoMでも騎乗アビという似たようなものがあって、乗り物として操れるとか、その辺も似てる。

主人公も弓を使うという設定は似てるし、炎の矢ってのもあった。

ホライゾンでは武器に装着するコイル、SoMでも武器にルーンを装着して強化するシステムだった。

世界観にしても人類が支配されているという設定は同じ。

システムこそ違うけど、外枠部分がほんとそっくり。
ただ、戦場で荒廃した様子を描いたSoMよりも、大自然を強調したホライゾンの方が開放感はある。

具体的なシステムまでは異なるけど、双方美麗なグラフィックを前面に出してると、そういった外枠の部分をどうしても比較してしまうね。
最初はちょっと似てるかなぁとは思ったけど、オーバーライド以降は余計そう感じてしまった。
制作スタッフこれ同じなんじゃねーかっていうくらい、色々と酷似してた。

クエストの方は、フォーカスで痕跡調べて後を追う仕様とか、ウィッチャー3じゃないですかー。
ゲラルトさん出てきて「フォーカス?ふふん、最高の玩具だな」とか言っちゃうよ?
おまけにシナリオの方もそれと比べて魅力を感じず、お使い感が出てしまうというか。

世界観にしてもそう。
「大自然と機械を融合した世界、これがホライゾンだ!」と言われて、
やってみたら、確かに反転したような不思議な世界を体験するんだけど、真相に迫っていくうちに、やっぱり要所のシーンで他のゲームを思い出したりするんですよね。
これ、フォールアウトのVaultじゃね?とか。
この手のゲームを経験してきた自分としちゃ、そうした既視感が終始拭えず、
結局は「色んなものを繋ぎ合わせた世界」というイメージを持った。

こういった、他の作品の要素を混ぜ込んだ影響から、ゲーム部分の"個性"を感じなかった。
個性がないと強烈なものを感じないんですよね。
はじめて機械炉を探索したときとか、それに近いものがあったんだよ…んー惜しいな。

例えば"原始的"がウリならば、その特徴を生かしたもの…。
なんかこう…なんかあるだろきっと?
実はその辺ちょっと期待してこのゲーム買ったんですけど、結局その域は超えなかったかーという、残念な部分はある。

 
 

・個性がなくとも十分評価できる作品

今回、ゲリラゲームズさんが手掛けた初のオープンワールドということだし、いくら何か似てるからといって見様見真似でこんな作品作れないからね。
ホライゾンは、他の作品のいいとこ取りをしたゲームのように思う。
使えるガラクタを寄せ集め、型にはまるパーツだけをくっつけて完成したゲーム。
そんな作品は幾らでもあるだろうけど、ホライゾンに至ってはそれが顕著に見られる。
「ガラクタをリサイクルして完成したもの」という自分的な評価がそれですな。
ギリギリ良作ってところ。

後このゲームねぇ、自分がもう一つ評価してる部分として、QTEが全くないという点。
高所から飛び移る際のスロー映像でQTE?とか思ったけどそれも全くなかったのは好印象。

バグが比較的少ないのも評価できる。
高所とか複雑な地形を行き来するわりには、ハマリがわりと少なかった点は評価。
全くないわけでもなかったけど、クイックセーブからやり直せばいいだけだから、進行上支障はなかった。

その他では、フォトモードの機能は地味にいいね。
時間帯調整して、いろんな角度から撮ることができる。
何かと重用しました。
記事書いてる身としちゃあ、リプレイモードとかあれば完璧だった。
PS4の録画だとHUD消せないから、どうもね。
まぁそこまではいいや。

ロード時間は、、初読み込みで1分以上かかるのが気になるけど、文句あるならPC版でもやってりゃいいって話だからねー、今時ロード批判はないか。
それに詰め込みすぎてたウィッチャー3に対して、こっちは処理の遅延も目立たなかったしね。
MAPの読み込みはしっかりしてるようで、CSでこれなら合格点じゃないですか。

ただ、自分の評価に比べたら、他のレビューサイトの評価が、やたら高いのが気になったな。
「完璧」っていってる人多いんだよねぇ、俺はそうは思わない、全然。
他の洋ゲーの要素組み込んでる以上、洋ゲーをどれだけプレイしたかで、このゲームの評価ってだいぶ違うと思うんですよ。

PS4以降は、ドラゴンエイジIQやウィッチャー3をはじめとしたクオリティ高い作品を皮切りに
洋ゲー始めた層が、プレイヤーに多いのかなぁという勝手に推察。

と、まぁ色々言ったけども、何も自分の要望が全て叶うようなゲームなんて最初から期待してない。
ごく平凡な作品だとその範疇でしかレビューしないけど、クオリティが高い作品である以上、どうしても注文つけたくなるんだよね、そのレベルでね。

新規IPにも拘わらず、発売2週間で全世界で260万本って凄いね。
海外ではかなり評価高いようで驚き。 

この分だと、当然続編にも視野はいると思うけど、
もしあるのなら、他のゲームでも見たことがないような、これがホライゾンだ!という作品を魅せてほしいな。
もっと、頭に何かが迸るような鮮烈なものを魅せてほしい。
まぁそれが続編じゃなくてもいいけど、ゲリラゲームズさんにはそこを期待します。

|

« ホライゾンゼロドーン-グレイザーの訓練用ダミーの場所~小ネタ集メモ。 | トップページ | Mass Effect Andromeda PS4北米版購入。 »

PS4『HORiZON ZERO DAWN』」カテゴリの記事

コメント

お、コメントできる!ごぶさです!
発売日組でガーッとやってしまたんですけど正直今一つでしたねー同じくデジャブバリバリw
機械炉初探索やジョーさん初対峙はワクワクしましたねー。
バグや遅延もなかったのはいいですが 1周目ベリハで終わらせちゃうと後はフォトモードで撮影しかやる事なくて物足りない…。
TESシリーズやBioware全般はコアには評価高いけど、ライト層にはシステムが複雑だという理由でウケ悪いんですよねー。
その点ホライゾンはわかりやすくてオープンワールド初心者向けな作品かなーと感じました。

投稿: エイジ | 2017年3月24日 (金) 12時53分

エイジさん、ご無沙汰!
洋ゲーはそもそも見た目で敬遠されがちなところがあるからね。
アーロイをゴリラ顔だなんて言うてる奴もいるくらいだし。
ただ最近思うのは、日本で売れないからと言って、海外メーカーが日本版出さなくなるのはやめてほしいね。
マスエフェクトがその典型だったから新作のアンドロメダも国内リリース予定なし、結局海外版買って今プレイ中だけど(w

投稿: NOB蔵 | 2017年3月24日 (金) 21時01分

SoMと似てますねーあっちはQTEあって個人的に嫌いでしたけど。今年は続編のシャドウオブウォーがリリース予定なので、ホライゾンをプレイした層がこれやってみてどんな反応するか気になりますねw

投稿: D+K | 2017年3月26日 (日) 03時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ホライゾンゼロドーン-グレイザーの訓練用ダミーの場所~小ネタ集メモ。 | トップページ | Mass Effect Andromeda PS4北米版購入。 »